爆縮レンズ(読み)バクシュクレンズ

デジタル大辞泉 「爆縮レンズ」の意味・読み・例文・類語

ばくしゅく‐レンズ【爆縮レンズ】

原子爆弾起爆に用いられる技術の一。ウランプルトニウム核分裂連鎖反応を起こすには、周囲火薬で囲んで爆発させ、中心部に強い圧力を発生させる爆縮という現象を起こす必要がある。1940年代、ノイマンらによるZND理論に基づき、火薬中を伝播する衝撃波レンズで集光するように中央の一点に集中させる爆縮レンズが考案された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android