核分裂連鎖反応(読み)カクブンレツレンサハンノウ

デジタル大辞泉 「核分裂連鎖反応」の意味・読み・例文・類語

かくぶんれつ‐れんさはんのう〔‐レンサハンオウ〕【核分裂連鎖反応】

外から中性子の供給を受けることなく、核分裂反応が連続して起こる現象。ウランやプルトニウムなどの核分裂性物質は、原子核が中性子を1個吸収して核分裂を起こし、2~3個の中性子を放出する。この中性子が他の原子核に吸収されて新たな核分裂を起こす。こうして次々と核分裂が続いて起こる状態。
[補説]原子炉では制御棒で中性子の数を調整することによって、一定の出力が得られるように穏やかに連鎖反応を行わせている。原子爆弾は連鎖反応を急激に起こすことによって瞬時に膨大なエネルギーを発生させる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核分裂連鎖反応」の意味・わかりやすい解説

核分裂連鎖反応
かくぶんれつれんさはんのう
nuclear fission chain reaction

ウラン 235などの原子核が次々と連続して核分裂を起こす反応をいう。核分裂を起こすと,平均2~3個程度の中性子が放出される。核分裂物質が十分多量に存在すれば,核分裂で放出された中性子が別の核分裂物質の原子核に衝突して第2の核分裂を起こし,このとき生まれた中性子がさらに第3の核分裂を起こしてと,核分裂反応は継続して起こるようになる。このような過程を核分裂連鎖反応という。原子炉は核分裂連鎖反応が制御されたかたちで起こるようになっている装置である。 (→臨界 )

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