稲刈り(読み)いねかり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「稲刈り」の意味・わかりやすい解説

稲刈り
いねかり

稲を刈取って収穫する作業。近来は機械化されることが多くなったが,在来の農法では稲束を手でつかんで,根もと近くから鎌で刈取る。それ以前は,穂先だけを摘み取る穂刈りも行われた。機械化の進まない時代には,刈取ってから米にするまでの期間が長く,刈った稲を積上げたり,木や竹の枠につるしたりして乾燥させ,籾を落し,籾殻を取除き,白米にするまでの作業に数ヵ月を要した。稲刈りの終った段階で刈上げ祭 (→亥の子 ) があり,作業段階に応じて,稲こき終りのこき上げ祝い,秋の農事終りの庭じまい,手伝ってもらった人々へのお礼を含めた秋忘れなどの祝いがあった (→収穫祭 ) 。

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