竜の落し子(読み)タツノオトシゴ

デジタル大辞泉 「竜の落し子」の意味・読み・例文・類語

たつ‐の‐おとしご【竜の落(と)し子】

ヨウジウオ科の海水魚。内湾の藻場に多く、全長約10センチ、褐色。体は骨板に覆われ、頭部は馬に似て、腹びれ尾びれを欠き、細長く伸びた尾部を海草に巻きつけて休んだり、直立したまま静かに移動したりする。雄は下腹部育児嚢いくじのうを備え、雌が産み入れた卵を孵化ふかさせる。日本では同属のオオウミウマ・イバラタツなどもいる。干物安産お守りにする。海馬かいば。うみうま。うまうお。たつのこま。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 孵化

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む