網代木(読み)アジロギ

デジタル大辞泉 「網代木」の意味・読み・例文・類語

あじろ‐ぎ【網代木】

《「あじろき」とも》網代2に用いるくい網代杙あじろぐい 冬》
「朝ぼらけ宇治の河霧絶え絶えにあらはれわたる瀬々の―」〈千載・冬〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「網代木」の意味・読み・例文・類語

あじろ‐ぎ【網代木】

〘名〙
① 網代②を支えるために、水中に打った杙(くい)和歌では音節数の関係で単に網代②の意で用いることが多い。あじろぐい。《季・冬》
万葉(8C後)三・二六四「もののふの八十宇治河の阿白木(アじろき)にいさよふ波のゆくへ知らずも」
② 長短二個の竹筒を合わせて作った花器

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