ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「聖書台」の意味・わかりやすい解説 聖書台せいしょだいlectern キリスト教の聖堂内にある聖書を読むための台。ローマのサン・クレメンテ聖書台のように初めはアンボ (説教壇) の一部をなしていたが,中世後期にいたって移動できる書見台としてアンボから独立した。木製のものが多いが,青銅,真鍮,鉄製のものもある。初期の作例には三脚柱に支えられた台が多いが,13世紀にいたって支えの上にわしが翼を広げた形の台がついたものに発展して聖書台の典型となり,今日多くの聖堂にみられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by