葉守の神(読み)ハモリノカミ

デジタル大辞泉 「葉守の神」の意味・読み・例文・類語

はもり‐の‐かみ【葉守の神】

樹木を守護する神。カシワナラなどに宿るという。
「ことならばならしの枝にならさなむ―の許しありきと」〈柏木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「葉守の神」の意味・読み・例文・類語

はもり【葉守】 の 神(かみ)

  1. 樹木の葉を守る神。樹木を守護する神。柏木に宿るといわれる。
    1. [初出の実例]「ならの葉のはもりの神のましけるをしらでぞ折りしたたりなさるな〈藤原仲平〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑二・一一八三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android