赤道湧昇(読み)せきどうゆうしょう(その他表記)Equatorial upwelling

海の事典 「赤道湧昇」の解説

赤道湧昇

赤道域は、貿易風による東風が卓越している。地球自転にともなうコリオリの力が働くため、表層の水は全体として、風の方向に北半球で直角右向きに、南半球 では直角左向きに運ばれる(エクマンの吹送流)。したがって、赤道付近の表層水は南北に運ばれて、その後に下層の冷たい水が湧昇してくる。この現象を赤道 湧昇と呼ぶ。エルニーニョ現象が起こるとペルー沖の沿岸湧昇域と太平洋赤道湧昇域の冷水域水温が異常に上昇し、世界の気象に異常現象を引き起こす。 (永田

出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報

目次 飼養文化  北アメリカ  北方ユーラシア偶蹄目シカ科の哺乳類。北アメリカでは野生種はカリブーcaribouと呼ばれる。角が雄だけでなく雌にもふつうある。体長130~220cm,尾長7~20cm,...

トナカイの用語解説を読む