陰謀説(読み)いんぼうせつ(その他表記)conspiracy theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陰謀説」の意味・わかりやすい解説

陰謀説
いんぼうせつ
conspiracy theory

社会の構造上の問題を背後にひそむ個人ないしは集団陰謀のせいにすること。一般に複雑な歴史過程を分析して,変化の動因を探ることはむずかしい。逆に特定の人間ないし人間集団の陰謀によって歴史が動かされるという考え方は理解しやすい。そこで大衆を操縦するために,しばしばこの陰謀説がとられることになる。ナチドイツ悲運の責任をユダヤ人共産主義者の陰謀のせいにして,巧みに大衆の怒りをかきたてることに成功した。陰謀説は一種イデオロギー批判ではあるが,この批判自体が社会や政治現実を神秘化するイデオロギーなのである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む