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動因 どういん drive

翻訳|drive

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

動因
どういん
drive

行動を解発させる内的原因の総称。これが身体内の生理的状態の不均衡に由来する場合には生理的動因といい,なんらかの形で経験的要素が参与してくる場合には派生的または2次的動因と名づけられる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

どう‐いん【動因】

ある出来事を引き起こす直接の原因。動機。「食糧不足が暴動の動因となる」
心理学で、生活体に特定の行動を起こさせる内部の力。

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人材マネジメント用語集の解説

動因

drive
・欲求の原因になる力、人を行動に駆り立てる力のこと。
・行動を活性化する、行動を目標に向かって方向付ける、動因状態が解消するまで行動を維持するという3つの機能を持つ。

出典|(株)アクティブアンドカンパニー
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大辞林 第三版の解説

どういん【動因】

物事を引き起こす直接の原因。動機。
〘哲〙 「 作用因 」に同じ。
〘心〙 「 動機 」に同じ。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

動因
どういん
drive

行動を生起させる生理的要求を意味し、個体保存に関する食物・水・睡眠・危害の除去などの要求、種の保存に関する性の要求、などがあげられる。また、探索exploration、好奇curiosity、活動activityなどの本能的衝動も含まれる。動因の遮断はそれを高めるが、かならずしも単調ではない。断食(だんじき)時間を長くするとかえって食欲、食行動が低下するように、行動を直接おこす機構は生理的要求から区別されることがある。狭い意味では、この機構を動因という。[小川 隆]

誘因

動因に基づく行動は環境のなかの特定の事物に向かったり、これを避けたりするが、この意味での環境の事物を誘因incentiveという。誘因との関係が行動を通じて動因を低減drive reductionさせるので、これが行動の内的機構として説かれている。低減さるべき動因は生理的要求に限定されない。たとえば栄養のない人工甘味料がショ糖の代用となるように味の嗜好(しこう)が動因となる。動因は経験によって二次的に生じることもある。やけどをした子供が火を恐れたり、おぼれかかった子供が水を恐れたりするように、経験に基づいた恐怖・不安などの情動が逃避・回避行動の動因となる。[小川 隆]

動因の強さ

動因の強さはその種類によって異なるが、動物実験では食物・水に対するものは一定遮断時間まで増大し、極限に達すると減少するが、性に対しては頂点に達したのち、変化しないことが報告されている。しかし、いずれの動因が強いかは事情によって異なり、一般的には決定されない。生存に直接関係する一次的動因が、二次的動因よりもつねに強いわけではない。守銭奴も金をため始めたころは金の生活にとっての効用が目当てであっても、やがてためること自体に熱中し、そのために粗食に甘んじ弊衣をまとって蓄えるという結果も生じる。[小川 隆]
 動物行動学(エソロジーethology)では「ある行動を導くための内的状態および外的刺激の複合体」と定義している。これは一般に使われている場合よりもその範囲がかなり広い。現在では、動物体内部で生得的行動の活性化の機能にかかわる要因を動因とよんでいる。あるいは行動発現の準備状態とみることもできる。
 衝動は、動因のうち強度が強いものや生得的行動にかかわるものをさすが、動因と同義語と考えてよい。ティンバーゲンN. Tinbergenは、生得的行動の発現にかかわる内的動因と外的なリリーサー(解発因)との解析を研究の核とし、本能行動発現の階層モデルを発表している(1951)。動因の背景にはホメオスタシス(恒常性)の維持を目ざした生得的要求が想定され、衝動の神経基盤は上行性網様体系にあると考えられている。[植松辰美]

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世界大百科事典内の動因の言及

【モティーフ】より

…動機,動因と訳される。〈動きを与えるもの〉を意味する中世ラテン語motivumに由来する語で,まずは物体の運動に,ついで人間行動の動機(動機づけ)に,ひいては芸術用語として比喩的に用いられる。…

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