雖も(読み)イエドモ

デジタル大辞泉 「雖も」の意味・読み・例文・類語

いえ‐ども〔いへ‐〕【×雖も】

[連語]《動詞「い(言)う」の已然形+接続助詞「ども」》格助詞「と」の下に付いて、逆接の確定条件または仮定条件を表す。…だけれど。たとい…でも。「老いたりと―戦列に加わる」「雨天雖も決行する」
[補説]漢文訓読で「雖」の訓として用いられるようになった語。古くは確定条件を表す場合に用いられたが、近世以降、仮定条件を表す場合にも用いられるようになった。現代語では、やや硬い感じの言い方として文章語に用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 連語

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android