非弾性(読み)ひだんせい

最新 地学事典 「非弾性」の解説

ひだんせい
非弾性

Anelasticity

粘弾性体は高周波極限で弾性体,低周波極限で粘性体となるが,間の周波数帯域の性質を非弾性という。粘弾性体のクリープ関数から弾性による瞬間的変形と粘性による定常クリープを除いた残りの過渡的クリープと呼ばれる部分が非弾性による変形を表す。非弾性は弾性波の速度分散と減衰を引き起こすため,岩石の非弾性は地震波速度の低下と地震波減衰を引き起こす。岩石非弾性のおもなメカニズムとしては粒界の滑りや転位の移動による歪みや応力の緩和が考えられている。

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参照項目:クリープ関数

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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