魚沼三山(読み)うおぬまさんざん

日本歴史地名大系 「魚沼三山」の解説

魚沼三山
うおぬまさんざん

郡の北東端の八海はつかい山と東に続くなかノ岳(二〇八五・二メートル)、その北の峰続きで北魚沼郡境にあるこまヶ岳(二〇〇二・七メートル)の三山をいう。南魚沼郡では八海山前岳まえんたけ、中ノ岳を中岳なかんたけこまヶ岳を下岳しもんたけとよび、総称して三岳さんたけともいう。越後三山ともいわれる。三山並立の姿は郡内どこからでもみられ、日本海を航行する船舶三岳を目標としたという。登山道や農耕集落は西面に限られ、北魚沼郡湯之谷ゆのたに村を流れる佐梨さなし川、大和やまと町を流れる水無みずなし川、六日むいか町を流れる宇田沢うださわ川・三国さくり川の魚野うおの川の各支流も三岳の沢水を集めて西流する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「魚沼三山」の意味・わかりやすい解説

魚沼三山
うおぬまさんざん

越後三山」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の魚沼三山の言及

【越後三山】より

…新潟県南東部にある駒ヶ岳(2003m),中ノ岳(2085m),八海(はつかい)山(1775m)の三山を指し,魚沼三山とも呼ばれる。山頂周辺に晩夏まで残る雪田,雪崩によって磨かれた急峻な岩壁,鋭い山稜,谷底の越年性雪渓など,新潟県内では谷川連峰とともに,アルペン的山容を誇っている。…

※「魚沼三山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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