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駒ヶ岳 こまがたけ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

駒ヶ岳
こまがたけ

北海道南西部,渡島半島の東部,内浦湾に臨む成層火山。別称渡島富士。標高 1131m。鹿部,七飯,森の3町にまたがる。頂上には東に開く馬蹄形の大火口があり,山腹には北の砂原岳 (1114m) をはじめ,いくつかの小峰がそびえ,放射状の幼年谷が発達。

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駒ヶ岳
こまがたけ

岩手県南西部,奥羽山脈焼石連峰の東端に位置する山。標高 1130m。山体は輝石安山岩で,おもに新第三紀凝灰岩石英安山岩よりなる。駒ヶ岳に源を発する黒沢川,宿内川と,西方の牛形山の谷を流れる夏油川が扇状地をつくる。

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駒ヶ岳
こまがたけ

秋田県東部,田沢湖の北東,岩手県境近くにある山。別名秋田駒。最高点は男女岳 (おなめだけ,女目岳とも書く) で,標高 1637m。仙北市に属する。那須火山帯に含まれる二重式円錐形火山。橄欖岩紫蘇輝岩を含む安山岩からなる。

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駒ヶ岳
こまがたけ

福島県南西部,檜枝岐村の中部にある山。通称,会津駒ヶ岳。標高 2133m。尾瀬国立公園の北東部にあり,越後山脈に属する。山頂付近の尾根筋は平坦で,6月末頃まで雪田が残り,駒の形に見えるのでこの名がある。

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駒ヶ岳
こまがたけ

神奈川県南西部,箱根山中央火口丘の1つ。標高 1327m。溶岩円頂丘で,草原におおわれるカヤ山となっており,相模灘をへだてて伊豆諸島房総半島などを展望できる。山頂には玄武岩の露出する噴火口がある。

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駒ヶ岳
こまがたけ

山梨県北西部,長野県との境にある山。赤石山脈北部にある。標高 2967m。花崗岩類からなる急峻な山で,南東に連なる尾根は鳳凰山に達する。古くから山岳信仰の対象で,山頂に駒ヶ岳神社がある。

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駒ヶ岳
こまがたけ

長野県南西部,木曾山脈 (中央アルプス) の主峰。標高 2956m。全国に同名の山があり,特に伊那盆地をへだてて赤石山脈の駒ヶ岳があるため,木曾駒ヶ岳あるいは西駒ヶ岳とも呼ぶ。山頂は本岳,中岳,宝剣岳など,ほぼ高さの等しい峰が並ぶ。

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デジタル大辞泉の解説

こま‐が‐たけ【駒ヶ岳】

北海道南西部、内浦湾南方のコニーデ式火山。標高1131メートル。寛永17年(1640)以降たびたび噴火、昭和4年(1929)にも大爆発があった。渡島(おしま)富士。渡島駒ヶ岳北海道駒ヶ岳。
秋田県東部仙北市にある二重式火山。標高1637メートル。昭和45年(1970)噴火。高山植物が豊富。秋田駒ヶ岳
新潟県南東部、越後山脈の主峰。標高2003メートル。八海山中ノ岳とともに越後三山の一。越後駒ヶ岳魚沼駒ヶ岳
福島県南西部、尾瀬沼の北方にある山。標高2133メートル。会津駒ヶ岳。
神奈川県南西部、箱根山の中央火口丘。標高1350メートル。箱根駒ヶ岳。駒形山。
山梨・長野の県境の山。赤石山脈北部の高峰。標高2967メートル。甲斐駒ヶ岳。甲斐駒。白崩山(しろくずれやま)。東駒。
長野県南西部、木曽山脈の主峰。標高2956メートル。木曽駒ヶ岳。木曽駒。西駒。
富山県東北部、黒部市と魚津市の境にある山。標高2003メートル。越中駒ヶ岳。

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世界大百科事典 第2版の解説

こまがたけ【駒ヶ岳】

北海道南西部,渡島(おしま)半島の東岸にある火山。渡島富士とも呼ばれる。標高1133m。室蘭市のチキウ岬と相対して内浦湾を抱く位置にある。完新世に生成され,輝石安山岩質溶岩と砕屑物(さいせつぶつ)から構成される円錐形の成層火山であるが,その頂部は破壊されている。歴史時代にもたびたび活動し,安山岩質軽石を大量に噴出する激しい噴火を繰り返している。1640年(寛永17)には,山頂が崩壊して東に開いた直径2kmの馬蹄形の火口を作り,崩壊物が内浦湾になだれ込んで津波を起こしたため,700人余りが溺死し,次いで軽石噴火により山麓は厚い降下軽石に覆われた。

こまがたけ【駒ヶ岳】

秋田県東部,田沢湖の北東に位置する二重式火山で,秋田駒ヶ岳(秋田駒)ともいう。最高峰の女目岳(おなめだけ)(1637m)をはじめ男岳,横岳,女岳,小岳などの火山からなり,長径3km,短径1.5kmの楕円形のカルデラがある。中央火口丘の一つ,女岳頂上付近には直径数十mのすり鉢状の小火口跡が7個あり,また南西山麓には直径約60mの火口をもち寄生火山と考えられる噴石丘がある。1932年と70年に女岳付近で噴火があり,70年の噴火時の噴煙は高さ400mに達し,幅300m,長さ500mの溶岩流がみられた。

こまがたけ【駒ヶ岳】

新潟県南東部,北魚沼郡に位置し,隣接の中ノ岳(2085m),八海(はつかい)山(1775m)とともに越後三山と呼ばれる。標高2003m。グシガハナの岩峰を派生させ,堂々と肩を張った山体は,六日町盆地に直面し,比高1900mにも及ぶため,豪快,峻険である。山頂周辺に晩夏まで豊富に残る雪田・雪渓,それに起因する雪田植生の多様性,雪崩によって磨かれた岩壁,特に東斜面の深い谷底に残る大量の越年性雪渓など,多雪山地の地形特性をよく表している。

こまがたけ【駒ヶ岳】

甲斐駒ヶ岳,甲斐駒,東駒ヶ岳,東駒ともいう。伊那谷では,白崩(しろくずれ)山,赤河原岳の名称で呼ばれたこともあった。赤石山脈の北東部を占め,山梨県(北巨摩郡)と長野県(上伊那郡)の県境にある山。標高2966m。山体は,第三紀に貫入した花コウ岩類からなる。東側斜面は,急傾斜の断層崖をなして,フォッサマグナ西縁の低地に臨み,崖高は2200mにおよぶ。甲斐駒は,木曾駒ヶ岳とともに日本における花コウ岩峰として最も高く,山頂部が森林限界以上にあるため基盤が露出し,切載峰Hornの特色をあらわし,その豪壮な山容は北アルプスの劔岳と並び称されている。

こまがたけ【駒ヶ岳】

長野県南部,木曾山脈(中央アルプス)の最高峰。東の伊那谷を隔てて赤石山脈(南アルプス)にある駒ヶ岳(2966m)を甲斐駒(東駒)と呼ぶのに対して,木曾駒ヶ岳,木曾駒,西駒ヶ岳,西駒などと呼ぶこともある。狭義には標高2956mの本岳をいい,広義には本岳とその付近にある将棊頭(しようぎがしら)山(約2740m),中岳,宝剣岳(2931m),伊那前岳(2883m)などの範囲をさす。山名の起こりは,馬の形との関係が考えられ,山の形,山頂にある岩の形,雪解けごろの岩肌の形,残雪の形などがあげられている。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔北海道〕駒ヶ岳(こまがたけ)


北海道南西部、渡島(おしま)半島東部の成層火山。標高1131m。山頂の東側に馬蹄(ばてい)形の爆裂火口があり、北の砂原(さわら)岳、西の剣ヶ峰(けんがみね)、南の隅田盛(すみだもり)などが火口壁を形成する。南麓(なんろく)の大沼(おおぬま)・小沼(こぬま)などの湖沼群とともに大沼国定公園に指定され、道南観光の一中心となる。渡島駒ヶ岳・渡島富士とも。

〔秋田県〕駒ヶ岳(こまがたけ)


秋田県東部の火山群の総称。田沢(たざわ)湖の北東、岩手県境近くに噴出。最高峰は外輪山北側の女目(おなめ)岳(「男女(おなめ)岳」とも。標高1637m)で、男()岳・横(よこ)岳・女()岳と連なる。秋田駒ヶ岳とも。女岳は1970~71年(昭和45~46)に噴火、小爆発を繰り返した。コマクサをはじめ高山植物の宝庫で、とくに北西側山腹の高山植物帯は国の天然記念物に指定。

〔福島県〕駒ヶ岳(こまがたけ)


福島県南西部、檜枝岐(ひのえまた)村にある山。標高2133m。深田久弥(ふかだきゅう)「日本百名山」の一つ。会津(あいづ)駒ヶ岳・会津駒とも。三方に延びた長い山稜(さんりょう)を深い谷が刻む。山腹はオオシラビソの原生林。尾根筋の平坦(へいたん)面には8月中旬まで残雪があり、湿原が広がる。

〔新潟県(群馬県)〕駒ヶ岳(こまがたけ)


新潟県南東部、群馬県境近くにそびえる峻峰(しゅんぽう)。南側の中ノ(なかの)岳、その西の八海(はっかい)山とともに越後(えちご)三山(魚沼(うおぬま)三山)と称される。標高2003m。深田久弥(ふかだきゅうや)「日本百名山」の一つ。越後駒ヶ岳・魚沼駒ヶ岳とも。古来、八海山・中ノ岳とともに山岳信仰の霊地で、巡礼登山が盛んだった。北麓(ほくろ)の佐梨(さなし)川沿いに湯之谷(ゆのたに)温泉郷、北東側の奥只見(おくただみ)湖畔に銀山平(ぎんざんだいら)キャンプ場などがある。

〔山梨県(長野県)〕駒ヶ岳(こまがたけ)


山梨・長野県境、赤石(あかいし)山脈(南アルプス)の北端にそびえる高峰。標高2967m。深田久弥(ふかだきゅうや)「日本百名山」の一つ。甲斐(かい)駒ヶ岳・甲斐駒とも。全山が花崗(かこう)岩からなり、山頂部は白い岩肌が露出する。三角錐(さんかくすい)形の鋭頂に特徴がある。高山植物も豊富。古くから山岳信仰の対象とされ、山頂に駒ヶ岳神社が鎮座。

〔長野県〕駒ヶ岳(こまがたけ)


長野県南西部、木曽(きそ)山脈(中央アルプス)の最高峰。標高2956m。宝剣(ほうけん)岳(標高2931m)・木曽前岳・伊那(いな)前岳などの支峰に囲まれる。深田久弥(ふかだきゅうや)「日本百名山」の一つ。木曽駒ヶ岳・木曽駒とも。宝剣岳の南東側斜面に典型的な圏谷地形の千畳敷(せんじょうじき)カールがある。山頂付近にはヒメウスユキソウなどの高山植物が群生。古くから山岳信仰の対象とされた。南東麓(なんとうろく)のしらび平から千畳敷カール付近までロープウエーが通じ、登山客・スキー客でにぎわう。

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世界大百科事典内の駒ヶ岳の言及

【藤里[町]】より

…粕毛川上流には1970年に県営素波里(すばり)ダムが建設され,ダム湖の湖岸は国民休養地に指定されている。白神山地の駒ヶ岳(藤駒岳。1158m)山麓の田苗代はミズバショウの群落で知られる。…

【越後三山】より

…新潟県南東部にある駒ヶ岳(2003m),中ノ岳(2085m),八海(はつかい)山(1775m)の三山を指し,魚沼三山とも呼ばれる。山頂周辺に晩夏まで残る雪田,雪崩によって磨かれた急峻な岩壁,鋭い山稜,谷底の越年性雪渓など,新潟県内では谷川連峰とともに,アルペン的山容を誇っている。…

【木曾山脈】より

…中央アルプスが北アルプスと南アルプスの中間的位置にあり,しかも地塁山脈であることは,展望をさまたげる前山がなく,北アルプス,南アルプスの山並みを一つの山頂から望むことができるため,登山,レクリエーション地としてすぐれた条件となっている。 山稜の連続性から,木曾山脈を北部(権兵衛峠以北)の経ヶ岳地区(断層地塊),中央部(権兵衛峠~清内路(せいないじ)峠)の駒ヶ岳地区,南部(清内路峠以南)の恵那山地区に区分できる。北部の経ヶ岳および南部の恵那山両地区の標高は,いずれも2300m以下である。…

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