日本歴史地名大系 「湯之谷村」の解説 湯之谷村ゆのたにむら 新潟県:北魚沼郡湯之谷村面積:三四八・七五平方キロ面積では広大な村であるが、大部分は山地である。居住地区のほとんどは、南魚沼郡大和(やまと)町境の駒(こま)ヶ岳(二〇〇二・七メートル)北麓に源を発し、灰(はい)ノ又(また)沢・折立又(おりたてまた)川・芋(いも)川などの小流を集めてほぼ西流して小出(こいで)町で魚野(うおの)川に注ぐ佐梨(さなし)川の両岸に限られる。佐梨川上流以東は、北(きた)ノ又(また)川・中(なか)ノ岐(また)川・恋(こい)ノ岐(また)川などの小流を集める只見(ただみ)川の上流地域である。これら小流の源をなす中(なか)ノ岳・兎(うさぎ)岳・藤原(ふじわら)山・下藤原山・劔が倉(つるぎがくら)山・平(ひら)ガ岳・白沢(しらさわ)山・大白沢(おおしらさわ)山・景鶴(けいづる)山などの高山が駒ヶ岳より南東方へ続き、その稜線が村境となっている。西と南は北から南魚沼郡大和町・六日(むいか)町、群馬県利根(とね)郡水上(みなかみ)町・片品(かたしな)村と境し、駒ヶ岳から北西方へ延びる低い尾根で小出町と境する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by