鶴脛(読み)ツルハギ

デジタル大辞泉 「鶴脛」の意味・読み・例文・類語

つる‐はぎ【鶴×脛】

着物の短い裾からすねが長く現れること。また、そのすね。
「継の布のわわけたる―にて」〈宇津保・吹上下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鶴脛」の意味・読み・例文・類語

つる‐はぎ【鶴脛】

〘名〙
① 鶴の脛。鶴の脚。
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)象潟「汐越や鶴はぎぬれて海涼し」
② 着物の丈が短くて、脛を長く外に出していることのたとえ。
※宇津保(970‐999頃)吹上下「つぎの布のわわけたる、つるはぎにて」

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普及版 字通 「鶴脛」の読み・字形・画数・意味

【鶴脛】かくけい

つるのすね。長い脚。〔荘子拇〕鳧脛(ふけい)は短しと雖も、之れを續がば則ち憂へん。鶴脛は長しと雖も、之れを斷たば則ち悲しまん。

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