ざぶん(読み)ザブン

デジタル大辞泉 「ざぶん」の意味・読み・例文・類語

ざぶん

[副]ざぶり」に同じ。
「―と音を立てて湯壺の中へ飛び込んだ」〈漱石明暗

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ざぶん」の意味・読み・例文・類語

ざぶん

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) =ざぶり
二百十日(1906)〈夏目漱石〉二「ざぶんと温泉の中へ、石の様に大きな背中を落す」
[補注]「ざぶり」に比べ、やや口語的でくだけた感じの語。なお、ゆったりした感じの音には、「ひとつの波がざぶーんと砕けて」〔銀の匙〈中勘助〉後〕のように、のばして「ざぶーん」と表現する。

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