ぷつぷつ(読み)プツプツ

デジタル大辞泉 「ぷつぷつ」の意味・読み・例文・類語

ぷつ‐ぷつ

[副](スル)
糸などが切れ切れになるさま。また、たやすく切れるさま。「めんぷつぷつ(と)切れる」
表面粒状のものが多くできるさま。「ぷつぷつしたできもの」
針などで数多く穴をあけるさま。「袋にぷつぷつ(と)穴をあける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぷつぷつ」の意味・読み・例文・類語

ぷつ‐ぷつ

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 物が切れ切れになるさまを表わす語。
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の人生観「別れを惜しむその無数の紙の流れは、ぷつぷつと切れて宙に舞ひ上る」
② =ぷっぷっ
※告げびと(1908)〈伊藤左千夫〉「火足は少しも立たない。只プツプツと煙る許り」
③ =ぶつぶつ(一)②
原爆作家自殺(1951)〈佐々木基一〉「その女は怨めしそうになおもぷつぷつ言い続けるのである」
④ 泡や粒状のものがたくさんできるさまを表わす語。
※権といふ男(1933)〈張赫宙〉「壺の中には、米と麹の混合物が醱酵して、ぷつぷつと泡をふいてゐた」
⑤ =ぶつぶつ(一)⑧

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