デジタル大辞泉
「ましょう」の意味・読み・例文・類語
ましょ◦う〔ませう〕
[連語]《丁寧の助動詞「ます」の未然形+推量の助動詞「う」》
1 推量の意を丁寧に表す。「東京地方は午後から雨となり―◦う」
2 勧誘の意を丁寧に表す。「一緒に行き―◦う」「みなさん静かにし―◦う」
3 意志を丁寧に表す。「今日はわたしが参り―◦う」
[補説]くだけた会話では「ましょ」となることもある。1は話し言葉ではあまり用いられない。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ましょ‐う ませ‥
(助動詞「ます」の未然形「ませ」に推量の助動詞「う」の付いたもの)
※虎明本狂言・鍋八撥(室町末‐近世初)「あれがばうをふりまらせうならば、私もふりませう」
※波形本狂言・
抜殻(室町末‐近世初)「『夫ならばのめ』『左様ならば下されませうか』」
③ 推量の意を丁寧に表わす。…でしょう。
※虎寛本狂言・塗師(室町末‐近世初)「平六殿も悦ばれませうほどに、
今夜は何卒留らせられて」
[
補注]話しことばでは短呼化した「ましょ」となることもある。「かなりや〈西条八十〉」の「唄
(うた)を忘れた
金糸雀(カナリヤ)は、後の山に棄てましょか」の「ましょ」は、通例「ます」の未然形として取り扱う。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報