話し言葉(読み)ハナシコトバ

精選版 日本国語大辞典 「話し言葉」の意味・読み・例文・類語

はなし‐ことば【話言葉】

  1. 〘 名詞 〙 書きことばに対して、文字媒介としない言語活動。音声言語。日常会話に用いることば。口頭語。
    1. [初出の実例]「話言葉が変はれば文章言葉も変った」(出典:風俗画報‐三一八号(1905)言語門)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の話し言葉の言及

【口語】より

…口頭で話す場合の言語と,文字で書きしるす場合の言語とが,用語や語法の面で異なる現象は,多少とも各国語にみられる。これを〈話しことば〉と〈書きことば〉として対応せしめるが,また〈口語〉と〈文語(筆語)〉として対立させることもある。この場合,口語とは広く話しことばを意味する。…

【方言】より

…言葉が場所によって違うときに,そのある地域で使われる言葉を指していう。普通は場所による違い(地域方言)を指すが,欧米では社会階層,職業による違い(社会方言)をも〈方言〉ということがある。
【方言の概念とその周辺】

[方言と俚言・訛]
 学問的には〈方言〉を,ある地域で使われる言葉の全体を指す用語として使う。しかし一般に〈方言〉というと,個々の単語,しかも共通語と語形の違うものを指していうことも多い。観光みやげの手ぬぐいやのれんなどに取り上げられたり,いわゆる〈方言集〉に載るのがこれである(たとえば鹿児島なら〈おいどん=私〉〈おごじょ=娘〉〈よかにせ=好男子〉などといった単語)。…

※「話し言葉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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