ウァレリア街道(読み)ウァレリアかいどう(英語表記)Via Valeria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウァレリア街道」の意味・わかりやすい解説

ウァレリア街道
ウァレリアかいどう
Via Valeria

ローマアドリア海沿岸のアテルヌム (現ペスカラ) を結ぶ古代ローマの重要な街道の一つ。前 300年頃にはケルフェンニアまで延びた。前 154年の戸口総監 (ケンソル ) ウァレリウス・メッサラ舗装を行なったのでこの名がついた。皇帝クラウディウス1世 (在位 41~54) のときアドリア海まで通じ,クラウディア・ウァレリア街道と呼ばれた。プリニウスはこの街道の長さ 219kmをもってイタリア東西の幅としている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のウァレリア街道の言及

【ローマ道】より

…(c)エトルリアの道路。(6)ウァレリア街道Via Valeria。ローマからアドリア海岸のアテルヌムに至る幹線道路。…

※「ウァレリア街道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android