ウォルムス政教条約(読み)ウォルムスせいきょうじょうやく(英語表記)Wormser Koncordat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウォルムス政教条約」の意味・わかりやすい解説

ウォルムス政教条約
ウォルムスせいきょうじょうやく
Wormser Koncordat

叙任権論争終止符を打つため,1122年神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世とローマ教皇カリクスツス2世との間に結ばれた取決め。これにより,帝国内の高級聖職者は,教会法に基づき教皇によって叙任されるが,その領土およびこれに付属する政治的諸権利は皇帝から「封」として授与されることとなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android