エーウェルス(英語表記)Hanns Heinz Ewers

改訂新版 世界大百科事典 「エーウェルス」の意味・わかりやすい解説

エーウェルス
Hanns Heinz Ewers
生没年:1871-1943

ドイツの怪奇小説家。生業は法律家だったが,O.ワイルド事件の判決を機に嫌気がさして作家に転じた。ポーとE.T.A.ホフマンの影響の濃いアルラウネ》(1911)がベストセラーとなる。第1次大戦中のアメリカ滞在時,敵国民として強制監禁されて以来ナショナリストに転じ,《吸血鬼》(1920),ヒトラーの依頼による《ホルスト・ウェッセル》(1932)などを執筆。だが後者は1934年発禁となり,自身の脚本による同映画も未公開に終わった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android