オレゴン州(読み)オレゴン(英語表記)Oregon

翻訳|Oregon

デジタル大辞泉 「オレゴン州」の意味・読み・例文・類語

オレゴン(Oregon)

米国北西部太平洋岸の州。州都セーラム製材パルプ工業や農業が盛ん。→アメリカ合衆国補説

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オレゴン州」の意味・わかりやすい解説

オレゴン〔州〕
オレゴン
Oregon

アメリカ合衆国,太平洋岸にある州。州都はセーレム。東はアイダホ州,南はカリフォルニア州,ネバダ州,北はワシントン州に接する。初期の探検はスペイン人によって行われ,18世紀後半には航海士 G.バンクーバーがこの沿岸を航海している。陸路からは 1805~08年に,M.ルイスと W.クラークの探検隊がこの地方を調査した。その後イギリス人やアメリカ人の毛皮商人が入り込み,米英両国間で領有権が争われたが,46年に合衆国領として合意に達し,53年第 33番目の州となった。海岸山脈,カスケード山脈,ブルー山脈がほぼ平行して南北に走り,コロンビア川が州の北境でこれらを横断している。その支流は概して山地に平行して流れ,州の中南部にハーニー大盆地がある。海岸部は西岸海洋性気候や地中海性気候,内陸は乾燥した気候である。森林が最も重要な資源で,製材,パルプ,製紙などの工業が発達。それに次いで農業が重要で,牧牛,コムギ栽培が行われ,農産物,水産物の食品加工,サケ,オヒョウなど内陸河川および沿海漁業が盛んである。コロンビア川水系の豊富な水力発電を利用したアルミニウム精錬も重要であり,観光収入も多い。面積 25万1353km2。人口 383万1074(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android