グループ・インタビュー(読み)ぐるーぷいんたびゅー(英語表記)focus group interview

知恵蔵 「グループ・インタビュー」の解説

グループ・インタビュー

定性的な消費者調査法の1つで、集団面接法とも呼ばれている。主に消費者の購買動機を探るためのモチベーション・リサーチ技法として開発され利用されている。例えば、新製品のコンセプトが、その試作品やその広告物とうまく合致しているかどうかを探るために、この種の調査を行うことがある。その際、新製品のターゲットと想定される調査対象者を5人から10人程度、会議室に集め、モデレーター(司会者)を囲んで座談会形式でインタビューが行われる。インタビューから得られた情報は、速記ビデオで記録され、後に検討が加えられる。有益な情報が得られるかどうかは、モデレーターの力量にも依存するため、別室でモニターしながら、モデレーターに担当責任者が指示を出す方式もある。調査者があらかじめ想定していなかった情報が得られる可能性があるといった点が、質問紙を使ったアンケート調査とは異なる。

(高橋郁夫 慶應義塾大学教授 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ブランド用語集 「グループ・インタビュー」の解説

グループ・インタビュー

グループインタビューとは、複数名の参加者を集めて対象製品やサービスまたは企業団体についてのインタビューを行う調査方法のことをいう。

出典 (株)トライベック・ブランド戦略研究所ブランド用語集について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グループ・インタビュー」の意味・わかりやすい解説

グループ・インタビュー

集団面接法」のページをご覧ください。

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