別室(読み)ベッシツ

精選版 日本国語大辞典 「別室」の意味・読み・例文・類語

べっ‐しつ【別室】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 別のへや。他のへや。また、特別のへや。別間。別席。
    1. [初出の実例]「直ちに別室に走り行く」(出典:小学読本(1874)〈榊原・那珂・稲垣〉四)
    2. [その他の文献]〔晉書‐宗室伝〕
  3. 寺の七堂伽藍のほかに僧の住居として建てた小さな庵。
    1. [初出の実例]「雲居禅師の別室の跡、坐禅石など有」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)松島)
  4. 貴人のめかけ。側室

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android