セネガ根(読み)セネガコン

デジタル大辞泉 「セネガ根」の意味・読み・例文・類語

セネガ‐こん【セネガ根】

セネガの根を乾燥させたもの。煎じて去痰きょたん薬に用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「セネガ根」の意味・読み・例文・類語

セネガ‐こん【セネガ根】

〘名〙 セネガの根を乾燥させたもの。袪痰薬にする。

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百科事典マイペディア 「セネガ根」の意味・わかりやすい解説

セネガ根【セネガこん】

北米中部原産,イトヒメハギ科のセネガまたはヒロハセネガの根。去痰(きょたん)薬で,有効成分はサポニン配糖体。乾性〜湿性気管支炎肺炎などの気道内の痰を排除する。その他,利尿薬としても用いる。浸剤または煎(せん)剤として服用
→関連項目遠志セネガ

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世界大百科事典(旧版)内のセネガ根の言及

【セネガ】より

…【森田 竜義】 セネガやヒロハセネガの根はサポニンや配糖体のセネギンseneginII,III,IVなどを含む。セネガサポニンは粘膜刺激作用によって反射的に気道の分泌を促し,粘稠(ねんちゆう)な痰をうすめるので,セネガ根は去痰・鎮咳(ちんがい)薬として用いられる。【新田 あや】。…

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