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セネガ Polygala senega; senega

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セネガ
Polygala senega; senega

ヒメハギ科の多年草で,北アメリカ原産。太い屈曲した根から数本の茎が集まって生じ,茎は高さ約 30cmあって,広披針形の葉を互生する。6月頃,茎頂に緑白色の小さい蝶形花を穂状に集めてつける。花の形はヒメハギ (姫萩) に似ている。果実はやや平らな 蒴果で宿存萼にはさまれ,種子は長卵形で黒く熟する。本種および変種のヒロハセネガ P. senega var. latifoliaの根を乾かしたものが生薬のセネガで,成分はセネギン,ポリガラ酸などを含み,去痰薬として効果がある。アメリカインディアンのセネガ族は古くから毒ヘビによる傷に用いたといわれる。

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デジタル大辞泉の解説

セネガ(senega)

ヒメハギ科の多年草。高さ20~30センチ。笹のような葉が多数互生する。6月ごろ白い小花が穂状に咲く。根は薬用。北アメリカの原産で、名は毒蛇の咬傷(こうしょう)にこれを薬用したセネカ族にちなむという。

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百科事典マイペディアの解説

セネガ

北米,ロッキー山脈以東の山林中に自生するヒメハギ科の多年草。高さ30cm内外。5〜6月,3〜5cmの花穂を出し白色の小花をつける。本種およびヒロハセネガの根を乾燥したものがセネガ根

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デジタル大辞泉プラスの解説

セネガ

ヒメハギ科の多年草。根は鎮咳、去痰作用があり生薬として使用される。

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世界大百科事典 第2版の解説

セネガ【senega】

北アメリカ東部の山地に生育するヒメハギ科の多年草(イラスト)。葉の広い変種ヒロハセネガvar.latifoliaは薬草として日本でも栽培される。日本の丘陵地などに自生するヒメハギと同属である。根は木質で太く,下部に長い支根をつける。多数の茎が叢生(そうせい)し,高さ30cmとなる。長楕円形の葉が互生する。6月ころ,茎の先端部に小さな白色~淡紅色の蝶形花を穂状につける。セネガの名は,北アメリカ・インディアンのセネガ族が,毒ヘビにかまれたときの救急薬として用いたことに由来する。

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大辞林 第三版の解説

セネガ【senega】

ヒメハギ科の多年草。北アメリカ原産。高さ約20センチメートル。葉は長楕円形。六月頃、茎頂の花穂に淡紅色の小花をつける。根は塊状で、去痰薬にする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セネガ
せねが
Seneca snake root
[学]Polygala senega L.

ヒメハギ科の多年草。北アメリカの中央部(南はミズーリ州から北はカナダのマニトバ州まで)に分布する。地表から茎を数個出し、高さ15~30センチメートルとなる茎からは葉柄のない葉が互生する。葉は披針(ひしん)形で先がとがる。6月ころ白色の小さい花が茎の先に密につき、穂状花序をつくる。花は蝶(ちょう)形で、萼片(がくへん)5個、花弁3個からなり、2個の側弁は長楕円(ちょうだえん)形で白色、下弁は淡緑色で先端が房状に分かれる。雄しべは8本で花糸は合生している。北アメリカ南部(バージニア州からテキサス州まで)に分布するものは葉がやや広く、卵状披針形となり、細根を多数生ずるので変種とされ、ヒロハセネガP. senega var. latifolia Torr. et Grayという。この種は、日本では北海道、埼玉県、京都府、兵庫県で栽培されている。セネガの名は、北アメリカ先住民のセネカ人がこの植物を毒蛇の咬傷(こうしょう)の治療に用いていたことによる。現在はこの根を去痰(きょたん)剤として気管支炎、気管支喘息(ぜんそく)の治療に用いている。薬理的な作用は、根に含まれているセネギンというサポニン(6~10%)とサリチル酸メチルエステルの共力作用によるといわれている。[長沢元夫]

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