生薬(しょうやく)を精製水で浸出した液剤。生薬を適当な大きさに切り、この50グラムを浸煎剤(しんせんざい)器に入れ、精製水50ミリリットルを加え、約15分間潤したのち、熱精製水を900ミリリットル注ぎ、数回かき混ぜながら5分間加熱し、冷やしたのち、布で漉(こ)して製する、と日本薬局方では規定している。生薬の有効成分に応じて、浸出水の温度、浸出時間、加熱時間、濾過(ろか)時の温度が決められ、煎剤とともに生薬類の投与法の一つである。キキョウ浸、オンジ浸、バッカク浸、セネガ浸、センナ浸などがかつては用いられたが、現在では製剤技術の進歩により、エキス剤をはじめ、顆粒(かりゅう)剤、カプセル剤などが繁用されるようになり、この種の剤形は衰退の一途をたどっている。
[幸保文治]
ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...