丁丁(読み)トウトウ

デジタル大辞泉 「丁丁」の意味・読み・例文・類語

とう‐とう〔タウタウ〕【丁】

[ト・タル][文][形動タリ]おので木を切る音やくいを打つ音の響きわたるさま。
「―と白檀びゃくだんつ斧の音」〈白秋・蟻〉

ちょう‐ちょう〔ちやうちやう〕【丁丁/打】

[副]かん高い音が続いて響くさまを表す語。
碁石の音のみ―と響いて居る」〈蘆花黒潮

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「丁丁」の意味・読み・例文・類語

とう‐とう タウタウ【丁丁】

〘形動タリ〙 材木や杭などを連続して打つ音の響きわたるさま。〔文明本節用集(室町中)〕
俳諧・常盤屋の句合(1680)五番「しかも其作工にして、かにが爪木の丁々たるひびき、山更幽也」 〔詩経小雅伐木

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「丁丁」の読み・字形・画数・意味

【丁丁】とうとう

うつ音。

字通「丁」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報