三十六禽(読み)さんじゅうろっきん

精選版 日本国語大辞典 「三十六禽」の意味・読み・例文・類語

さんじゅうろっ‐きん サンジフロク‥【三十六禽】

〘名〙 一昼夜一二時の各時に一獣を配し、そのそれぞれの獣に、また、二つの属獣がついた計三六の鳥獣五行ではそれを卜に用い、仏家ではそれぞれの時にあらわれて坐禅行者を悩ますとされる。三十六獣。
源平盛衰記(14C前)一二「十二神将をも進退し、三十六禽(キン)をも相従けり」 〔瑯代酔篇‐巻一四・三十六禽〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android