両敬(読み)リョウケイ

デジタル大辞泉 「両敬」の意味・読み・例文・類語

りょう‐けい〔リヤウ‐〕【両敬】

諸敬もろけい」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「両敬」の意味・読み・例文・類語

りょう‐けい リャウ‥【両敬】

〘名〙 江戸時代親戚間柄にある大名小名相互の訪問・応対・文通などの交際に、同等の敬称を用いたこと。一方だけが用いる片敬(かたけい)に対していう。町人階級の間でも行なわれることがあった。
人情本・縁結月下菊(1839)上「両敬(リャウケイ)にでもなったら、俺が所の見世の者は、請答をしえめへ」

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