仏炎包(読み)ぶつえんほう

百科事典マイペディア 「仏炎包」の意味・わかりやすい解説

仏炎包【ぶつえんほう】

肉穂花序を包む大きな包葉ミズバショウマムシグサモンステラなどサトイモ科のものに多い。仏像光背の炎形に似るためこの名がある。
→関連項目スパティフィルム

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「仏炎包」の意味・わかりやすい解説

仏炎包
ぶつえんほう

肉穂花序を包む大形の包(包葉)。本来、包は1個の花に対するものであるため、1個の花序に対する仏炎包は総包に相当する。仏炎包はサトイモ科にみられ、ミズバショウでは白く、カラジウムニシキイモ)では紅色などを呈して美しい。

[田村道夫]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android