伊予緋かぶ(読み)いよひかぶ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「伊予緋かぶ」の解説

伊予緋かぶ[根菜・土物類]
いよひかぶ

四国地方愛媛県の地域ブランド。
江戸時代初期の1627(寛永4)年、松山城主に転封された蒲生忠知が、故郷近江国(現・滋賀県)の日野菜かぶを取り寄せたのが起源とする説がある。かぶの表皮と茎が赤いのが特徴。肉質は緻密で固く甘みに乏しいため、煮物には向かず漬物に適する。10月下旬から収穫される。橙酢を用いて、芯まで鮮赤色に染まった緋かぶら漬けがつくられる。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「伊予緋かぶ」の解説

伊予緋かぶ

愛媛県、兵庫県などで生産されるカブ。偏球形で、表皮と茎まで赤く、「紅かぶら」とも呼ばれる。漬物に加工される。江戸時代から栽培されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android