精選版 日本国語大辞典 「冠辞」の意味・読み・例文・類語 かん‐じ クヮン‥【冠辞】 〘名〙① 枕詞(まくらことば)。かぶりことば。こうむりことば。※国歌八論(1742)翫歌「冠辞、或は意を転じて言を続くる句などに至りては、西土の言語の及ばざる所あり」② 転じて、広く、ある語句の前に置かれることば。※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二「発語に『モノ』『ゲーニ』の冠辞(カンジ)を置き」 かぶり‐ことば【冠辞】 〘名〙 =かんじ(冠辞)②※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四「『近頃の文句は冠辞(くゎんじ)のつく唄があるネ』『冠辞とはヱ』『冠辞(カフリコトバ)と云て、俗にいふ枕詞の事さ』」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報