初卯の杖(読み)はつうのつえ

精選版 日本国語大辞典 「初卯の杖」の意味・読み・例文・類語

はつう【初卯】 の 杖(つえ)

古く、初卯の日に悪鬼を払う意味地面をたたくために、大舎人寮・諸衛府から、天皇皇后東宮などに献上する杖。卯杖(うづえ)。《季・新年》
散木奇歌集(1128頃)春「あさましやはつ卯の杖のつくづくと思へば年の積もりぬるかな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android