危言(読み)キゲン

デジタル大辞泉 「危言」の意味・読み・例文・類語

き‐げん【危言】

《「危」は、高い、きびしいの意》高尚な言葉を用いること。また、その言葉。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「危言」の意味・読み・例文・類語

き‐げん【危言】

〘名〙
① (「危」は、高い、きびしいの意) 俗な言葉ではなく高尚な言葉を用いること。また、その言葉。
※水流雲在楼集(1854)下・乙巳中秋有感「政化都帰聚歛功、危言何亦問時風
② 危険をかえりみずに、直言すること。正論を述べること。〔広益熟字典(1874)〕
※文明東漸史(1884)〈藤田茂吉内篇無道の世に在りて危言危行ある者、其終を善くせざる、大抵此の如し」 〔論語‐憲問〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「危言」の読み・字形・画数・意味

【危言】きげん

剛直言論。〔論語、憲問〕れば、言を(たか)くし、行ひを(たか)くす。無ければ、行ひをくし言は孫(ゆづ)る。

字通「危」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android