召具(読み)めしぐす

精選版 日本国語大辞典 「召具」の意味・読み・例文・類語

めし‐ぐ・す【召具】

〘他サ変〙 上位者が、目下の者を伴う。召し連れる。
※貴嶺問答(1185‐90頃)正月一三日「明日御鷹狩。召具公武参之由承候了」
※新古今(1205)離別・八六九・詞書「亭子院、みやたき御覧じにおはしましける御ともに、素性法師めしぐせられてまゐれりけるを」

めし‐ぐ【召具】

〘名〙 供の者を連れること。また、その人。公家出行の際には、無位無官従者が傘(かさ)・沓(くつ)の類をもち、白張(はくちょう)退紅(たいこう)を着用して随行した。〔易林本節用集(1597)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android