善光寺式三尊像(読み)ぜんこうじしきさんぞんぞう

百科事典マイペディア 「善光寺式三尊像」の意味・わかりやすい解説

善光寺式三尊像【ぜんこうじしきさんぞんぞう】

一光三尊形式の阿弥陀三尊金銅立像で三尊はおのおの蓮華座上に立ち,脇侍の二菩薩六角形宝冠をかぶる。欽明天皇時代百済聖明王が献じたと伝える長野市善光寺本尊を模したもので,平安後期〜鎌倉阿弥陀信仰の隆盛に伴い各地で作られた。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android