喚叫(読み)カンキョウ

デジタル大辞泉 「喚叫」の意味・読み・例文・類語

かん‐きょう〔クワンケウ〕【喚叫】

[名](スル)大声を上げてさけぶこと。叫喚。
学徒が救いを求めて―している」〈原民喜・夏の花〉

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精選版 日本国語大辞典 「喚叫」の意味・読み・例文・類語

おめき‐さけ・ぶ をめき‥【喚叫】

〘自バ五(四)〙 大声をあげて泣きうめく。大声で叫ぶ。
讚岐典侍(1108頃)上「『〈略〉ただ召してぞ』と、御手をとらへて、おめきさけび給ふ」
平家(13C前)七「声々に念仏申おめきさけぶ事おびたたし」

かん‐きょう クヮンケウ【喚叫】

〘名〙 わめき叫ぶこと。きょうかん
神道集(1358頃)二「武士共遅しと責懸るは、衆合喚叫の有様も是かと思知られたり」

わめき‐さけ・ぶ【喚叫】

〘自バ五(四)〙 大声を出して何かを訴えたり、求めたりする。〔文明本節用集(室町中)〕

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普及版 字通 「喚叫」の読み・字形・画数・意味

【喚叫】かんきよう

叫ぶ。

字通「喚」の項目を見る

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