精選版 日本国語大辞典 「夜船」の意味・読み・例文・類語 よ‐ふね【夜船】 〘名〙 (「よぶね」とも)① 夜間に航行する船。※万葉(8C後)一五・三六二四「われのみや欲布禰(ヨフネ)は漕ぐと思へれば沖辺の方に楫の音すなり」② 江戸時代の淀川をはじめ旅客の多い河川で使われた乗合船のうち、夕方出港して夜走り、翌朝終着河岸に着くように運航した船。※本光国師日記‐慶長一八年(1613)一一月二九日「夜船にて大坂え下」③ 牡丹餠(ぼたもち)をいう、女房詞。〔女中詞(元祿五年)(1692)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報