天花・天華(読み)てんげ

精選版 日本国語大辞典 「天花・天華」の意味・読み・例文・類語

てん‐げ【天花・天華】

〘名〙 (「てんけ」とも) 仏語天上界に咲くという霊妙な花。てんか。
往生要集(984‐985)大文二「第九随心供仏楽者、彼土衆生、昼夜六時常持種々天華、供養無量寿仏
平治(1220頃か)上「かの塔のもとには〈略〉四種の天華ひらけたり」 〔法華経‐譬喩品〕

てん‐か ‥クヮ【天花・天華】

〘名〙
① 雪を天からふる花にたとえていう語。〔陸游‐雪歌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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