妙高型重巡洋艦(読み)みょうこうがたじゅうじゅんようかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「妙高型重巡洋艦」の意味・わかりやすい解説

妙高型重巡洋艦
みょうこうがたじゅうじゅんようかん

旧日本海軍の重巡洋艦。ワシントン条約型の1万t巡洋艦で,同型艦4隻。基準排水量1万 980t,速力 35.5kn,主砲 20cm砲 10。改装後4艦ともほぼ基準排水量1万 3000t,速力 33.5kn,主砲 20cm砲 10,12.7cm高角砲8,25mm機銃8,61cm魚雷発射管 16,カタパルト2,水偵3機搭載。『妙高』は,1929年7月横須賀工廠で竣工,46年7月8日,マラッカ海峡でイギリス軍によって海没処分。『那智』は,28年 11月呉工廠で竣工,44年 11月5日,マニラ湾でアメリカ軍機の攻撃を受け沈没。『羽黒』は,29年4月長崎三菱造船所で竣工,45年5月 16日,ペナン島西方の海上でイギリス艦隊と交戦後沈没。『足柄』は,29年8月神戸川崎造船所で竣工,45年6月8日,バンガ島北方の海上でイギリス潜水艦の攻撃により沈没。

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