子ども読書推進法(読み)こどもどくしょすいしんほう

知恵蔵 「子ども読書推進法」の解説

子ども読書推進法

2001年12月に成立した「子どもの読書活動の推進に関する法律」の略。同法は「すべての子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行えるようにと、行政側の読書環境整備責務を明記ユネスコが「世界本の日」とする4月23日を「子ども読書の日」と定めた。読書推進運動には、学校で毎朝始業前に生徒と先生が読みたい本を読む「朝の10分間読書」運動がある。実践校は06年8月末現在、小・中・高校合わせて2万2800校超(朝の読書推進協議会調べ)。赤ちゃんの時から絵本を介して言葉と心を育もうと、地方自治体規模で推進しているのがブックスタート。地域保健センターの0歳児健診で、赤ちゃんと保護者に絵本入りの「ブックスタート・パック」を手渡す方式。推進母体は特定非営利活動法人ブックスタート。06年8月末現在、584自治体で実施。

(村上信明 出版流通ライター / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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