山勘(読み)ヤマカン

デジタル大辞泉 「山勘」の意味・読み・例文・類語

やま‐かん【山勘】

勘でやまをはること。また、その勘。あてずっぽう。「山勘で答える」
[類語]腰撓め山を張る山をかける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「山勘」の意味・読み・例文・類語

やま‐かん【山勘】

〘名〙
相手計略にかけて欺くこと。山師のように、相手をペテンにかけること。また、その人。
※落語・昔の詐偽(1897)〈三代目春風亭柳枝〉「実は五躰が縮んで足が動か無いと言ったのが山かんが打突(ぶっ)かったのだよ」
② (形動) 勘にたよって、万一成功をねらうこと。勘で、やまをかけること。また、そのさま。
北東の風(1937)〈久板栄二郎一幕「ちと山カン張り過ぎとンのと違ふか?」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android