山を掛ける(読み)ヤマヲカケル

デジタル大辞泉 「山を掛ける」の意味・読み・例文・類語

やま・ける

万が一の幸運をねらって物事をする。そうなるであろうと予想して準備する。山を張る。「試験問題に―・ける」
[類語]山勘腰撓め山を張る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「山を掛ける」の意味・読み・例文・類語

やま【山】 を 掛(か)ける

  1. 万に一つのしあわせをねらって事をする。また、相手の話をさそいだすように、当て推量で物をいう。山を張る。
    1. [初出の実例]「来たろうと禿に山をかけて見る」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和三(1766)礼三)
  2. 試験で、問題に出そうな箇所を推定する。山を張る。
    1. [初出の実例]「若し山(ヤマ)をかけるとすれば、五十題全体にかけるのが本当です」(出典苦心学友(1930)〈佐々木邦〉試験の成績)

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