後勁(読み)こうけい

精選版 日本国語大辞典 「後勁」の意味・読み・例文・類語

こう‐けい【後勁】

〘名〙 (形動タリ) 後詰(ごづめ)精兵。また、後詰の兵が強健であるさま。
※偽悪醜日本人(1891)〈三宅雪嶺〉醜「幾多の俳優中、恐くは一人の起て後勁たるべきものなかるべし」 〔春秋左伝‐宣公一二年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「後勁」の読み・字形・画数・意味

【後勁】こうけい

後部にある精兵。〔左伝、宣十二年〕軍行には、右は轅(ゑん)(戦車)、左は(じよく)(草)をひ、(ぜんばう)(斥候)は無(敵の有無)を慮(はか)り、中(軍)は(はか)り、後(軍)は勁。百官、物に象りて動き、軍戒めずして備はる。

字通「後」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android