百官(読み)モモノツカサ

デジタル大辞泉 「百官」の意味・読み・例文・類語

もも‐の‐つかさ【官】

多く役人。ひゃっかん。ももつかさ。
「―従へ給へりし」〈増鏡新島守

ひゃっ‐かん〔ヒヤククワン〕【百官】

数多くの役人。「文武百官

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精選版 日本国語大辞典 「百官」の意味・読み・例文・類語

ひゃっ‐かんヒャククヮン【百官】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 数多くの官。もろもろの役人。中央地方の多くの役人。
    1. [初出の実例]「賜百官職事已上及才伎長上祿。各有差」(出典:続日本紀‐文武二年(698)二月癸卯)
    2. [その他の文献]〔書経‐説命上〕
  3. あずまひゃっかん(東百官)」の略。

もも‐つかさ【百官・百寮】

  1. 〘 名詞 〙 多くの役人。ひゃっかん。もものつかさ。もものつかさびと。
    1. [初出の実例]「其れ群卿(まちきむたち)百僚(モモツカサ)(いましたち)忠貞を竭して」(出典:日本書紀(720)崇神四年一〇月(熱田本訓))

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