斥候(読み)うかみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

斥候
うかみ

古代の間諜。敵の様子を探る者。「うかがい見る」の略であろう。『日本書紀継体天皇推古天皇の条に「」と出ており,大化2 (646) 年,大化改新の詔に初めて「候」とみえる。壬申の乱の直前,近江朝廷側が大海人皇子側の様子を探るために利用したらしい。

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デジタル大辞泉の解説

せっ‐こう〔セキ‐〕【斥候】

敵の状況や地形などを探ること。また、そのために部隊から派遣する少数の兵士。「斥候を放つ」

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百科事典マイペディアの解説

斥候【せっこう】

地上戦闘の際,敵情,地形などを偵察,あるいはひそかに監視するため,本隊から派遣される単独兵または小人数の部隊。その偵察行為そのものをさすこともある。

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大辞林 第三版の解説

せっこう【斥候】

( 名 ) スル
敵情や地形などをひそかに探ること。また、そのためにさしむける小人数の兵。 「威海衛東口を-したり/欺かざるの記 独歩

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精選版 日本国語大辞典の解説

せっ‐こう セキ‥【斥候】

〘名〙 敵情、地形その他の諸種の状況を偵察・捜索するため、部隊から派遣する小兵力の人員。
※令義解(718)職員「守一人。〈〈略〉其陸奥出羽越後等国。兼知饗給。征討。斥候。〈謂。斥逐也。言候逐於非常也〉〉」
※太平記(14C後)三四「赤松筑前入道世貞・同帥律師則祐は、大渡に打散て、斥候(セキコウ)の備へを全(まったう)し」 〔史記‐李広伝〕

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