デジタル大辞泉
「御厠」の意味・読み・例文・類語
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お‐かわ ‥かは【御厠】
※俳諧・大坂独吟集(1675)上「
雨だれの落くる風や引ぬらん おかはもあらひ戸障子もさせ〈意楽〉」
(イ) 芝神明祭(九月一一日から二一日まで続く東京都港区芝大神宮の祭)の生薑市
(しょうがいち)で売られた千木笥
(ちぎばこ)(=
小判形で飴を入れた)。
※雑俳・柳多留‐三四(1806)「ちっぽけなおかは生姜にくく
しつけ」
(ロ) (便器の蓋に形が似ているところから)
大判、
小判をいう。
※雑俳・柳多留‐四二(1808)「御玄関小用の過料おかはなり」
(ハ) めくりカルタの丸札。
※雑俳・軽口頓作(1709)「わるいぞや・尻の下からおかわの二」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報